保険販売・勧誘ルールの改正

保険に関するトラブル防止


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<内容>
今日は保険の勧誘ルールの改正についてお話したいと思います。
質問)皆さんは今年4月から保険会社の保険の販売・勧誘に関するルールが厳しくなることをご存知ですか?
保険屋さんにとって→大変・・・
消費者にとって→とてもいいことですね。

○経 緯
1 保険会社間の競争が激しくなるとともに保険の仕組みも複雑になり保障内容がわかりにくく契約者が思っていたとおりに保険金を受け取れないケースが増加。昨年、保険金の不払い問題が相次いだことも記憶に新しい。
2 銀行の窓口で保険商品が販売できるようになり「銀行の定期預金と勘違いして保険契約した」など、販売側の説明不足が原因と見られる事例もあり

○勧誘ルール改正の狙い
金融庁が保険会社に対し、紛らわしい広告をなくし、営業職員にわかりやすい説明を義務付ける

保険会社がルールに違反した場合は金融庁が行政処分の対象にするそうです。

<コねたPoint>
変更されるルールの主な改正点

広告規制の強化
1 「だれでも簡単に加入できる」「業界ナンバーワン」「最上級」など保険会社にとって都合の良い情報だけを目立たせる表現の禁止
2 契約しても保障対象にならない時期や病気など契約者に不利な情報の明示
3 自社の保険が他社より優れていると表現する場合は客観データも明示

2ページの説明書
今まで→分厚い冊子に、細かな文字で書かれた「契約のしおり」や「約款」
これから
1 商品の仕組みや保障内容などの重要事項を、A3判の表裏程度の説明書として契約者に示す。
2 保険会社は契約者の前で説明書を読み上げたりして、契約者が保険金を受け取れないような不利益な条件があることを告知する。

<まとめ>
○国民生活センター調べ
・2005年に全国から寄せられた生命保険に関する相談件数は前年より1.3倍に増加
・「保険会社の説明から過去の病歴などを告知する義務がないと誤解していて、保険金が出なかった」など「告知義務」に関する苦情・相談は前年比で約2倍の増加

という状況です。
保険を勧める職業の方は4月以降、非常に厳しい業務内容となりそうです。

消費者にとって保険というものは何かあったときに初めてその価値に気がつくものです。

この機会に、ルール改正に甘んじることなく保険を理解し、家族を養う”働く皆さん”の責任の価値にも気がつければ一石二鳥だと思います。


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